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東欧チャンス (PATHFINDER (5)) 人気ランキング : 39663位
定価 : ¥ 1,470
販売元 :小学館
発売日 : 2005-06-15
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 1,470
「ビジネスマンが見た東欧」という名前が似合う旅行案内本かな?

著者が実際に現地に赴いての感想や実感を書いている本。いつかは東欧にいってみたいとは思いつつ、とはいえ、観光名所巡り的な旅行には躊躇いを感じてしまう人には読んで楽しい良書。本書は一般の読者向けに書かれているので、それで十分に魅力的な仕上がりなのである。

おおまかなデータと見知らぬ国への考え方を。

読み始める前は、大前氏がチャイナインパクトの時のようにかなり時間をかけて考えた結果生まれた本かと
思っていたので中で紹介されている企業や地域のデータの少なさ、雑感的な文章に大きな不安を覚えましたが、
普段馴染みのない東欧について知るきっかけとしてはいい本でした。

どうやら今回は何人かの経営者と東欧ツアーを組んで視察に出かけたようで、"国"にたいしては詳細なデータを
元に考えているというよりは行ってみた印象を元に語っている感じです。
それでも今までの経験を踏まえておさえるべき部分はおさえてあると思いますが。

現地に進出している海外の企業、どの国が一番投資しているか、またどのような業種が強いのか、
企業のデータは事業内容、本社、社長、従業員、売上高といった簡単なものですが、正直いって
普段全くといっていいほど東欧のことを知らなかったために、その地で元気な企業を知る分には
ちょうどよかったです。

大事な点はなぜ東欧をチャンスと考えるのか。
東欧はEUに統合されていく地域です。すなわちEUという経済圏に大して関税なしでモノを売れるということ。
また(地域によって差はあるものの)基礎教育は高いが失業率が高いことなどがあります。
地域によっては過去の歴史の関係で対立する意識があるところもあるようですが、そういった点も含めて
いかにうまく人を使うかが重要なのでしょう。


この本では今後経済の壁がどんどんなくなっていく中で、いかに新しい投資が集まるような地域を見つけ
有利に利用するかを考える上で必要なことを教えてくれます。
またロシアがなぜ天然資源の供給をちらつかせて東欧国家に対して関係を持とうとするのか、憲法が批准
されなかったり、雇用に対して暴動がおきたりと一枚岩ではないEUの体制の考え方を学ぶことができました。

日本からただぼーっとしていては世界の動きを把握できませんが、世界の動きを把握し、いち早く動くことが
できる企業が今後勝ち残れるのでしょう。

中国には中国の、東欧には東欧の強みがあり、それらは日々変化しています。
近い場所だけにとらわれないで広く世界を見回したいものです。

魅力的な中・東欧諸国。

中・東欧が非常に優れた投資先であることを紹介した本。中国だけに目が向いている人にとっては、比較座標ができることで的確な判断を可能にする”きっかけ”を与えてくれるだろう。「チャイナ・インパクト」の東欧版と考えていただければ分かりやすいかもしれない。確かに、本書で紹介している東欧は魅力的に映る。著者が指折りのコンサルタントであるだけに、プレゼンの上手さによるものか。報告書を書くときの参考になるかもしれない。この本は2005年出版で、現在の状況を書いているので時間が経った後に読まれる場合は、多少の修正を加えて読んでいく必要があるだろう。

視点が好き

大前流の考え方が十分に伝わった。

「脱中国」に納得できない人も多いのでは

長期間東欧に滞在して書き上げた著作ではなく、
その意味で見聞録に近い本です。
気になったのは、「東欧」以前の「脱中国」です。
数年前に著者は中国へ進出をさんざん煽り、
著作を多数出版していたはずですが、
ここに来て「脱中国」と言われても素直に
納得できない人も多いのではないでしょうか。
実際に中国に進出した企業・人の立場になれば、
取り組み方や思いが真剣であればあるほど、
手のひらを返したような主張に無責任さを感じるはずです。
この著者が数年後に「脱東欧」と言い出さない保障は
どこにもありません。
以上の点から本書を読むときは、
「なるほど、この著者の考えはこうなんだな。」
という程度にとどめ、その上で他の人の意見・主張を
取り入れるのが最良と思います。

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