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中国で「売れる会社」は世界で売れる!―日本企業はなぜ中国で勝てないのか 人気ランキング : 98170位
定価 : ¥ 1,575
販売元 :徳間書店
発売日 : 2006-08
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価格 : ¥ 1,575
中国市場の現況がよく描写されています。

本書は、現状の日本の中国向け販路、グローバル戦略について、中国専門家の観点から危機感をもって問題提起したものです。
韓国やヨーロッパの販売戦略では、表立った派手やかなアピールのうまさが中国の新中間層のニーズにフィットし成功しているのに対し、日本は製品の品質に対するこだわりで技術集団的の裏方稼業に満足しているだけだ、大規模販路を自ら閉ざしているのではないかと危惧をし製造業を中心に奮起させています。
内容は経営理論に立脚した分析手法や見方ではなく、実際に中国で起こっている様々な変革の事象を現場のものざしから捉え数値的な根拠に基づき論じています。
陸続きと島国との文化の違いがあり、また最先端技術を提供することにより製品の寿命が加速化され自滅に追い込まれてしまうといった危険もあり、一方では日中の政治的な面も踏まえ、諸外国と同じような戦略のグローバル展開ができない事情があると思いますが、こういった本を折りに触れて謙虚に読むことも大切だと思います。
本書はわかりやすい視点でアプローチしているので、経営理論などの専門知識がなくても、中国市場の現実を把握しやすいと思います。

危ない中国

市場開放されているといえば昔のナチスドイツだって解放されていました。39年にポーランド侵攻で英国が対独戦に踏み切ったときに、英国の投資家たちはドイツに投資した資金の回収ができなくなるといって議会へ押しかけました。
現在の中国は、超大国へに野望から国家の形態や政策面で、ナチスドイツと似ています。魅力的な市場だからといって中国を投資対象とするのは間違っていると思います。
中国が国内に9億人もの極貧農民を抱えており、しかもチベットなど周辺諸国も弾圧していることを忘れてはいけません。
近代史のアナロジーでは、そうした矛盾が何時噴出してもおかしくありません。
中国は危ない国です。

肝心な事が書かれていない

読んだ時期が遅すぎたのかもしれない。書かれている内容は2005年から2006年初頭にかけて。時は既に2007年中盤。僅かとも思える時差だが、この間にも中国はその姿を変えて来ている。著者は、中国が今後数十年スパンで成長発展を続けるとの考えを持っているようだが、中国のモラル無き経済成長は、必ずや環境破壊や資源枯渇を深刻化する。今現在、既に深刻なのだから、手放しで喜べる結末は迎えられないだろう。また「衣食足りて尚礼節を知らない中国人に媚びないと中国での成功は不可能」、「中国人との摩擦は命取り」ともとれる表現が随所に見られるが、中国人が国外で引き起こしている数知れない摩擦については、後半部分で「今後の課題」として僅かに触れられているのみ。バランスが悪いと感じた。
そもそも、この書のタイトル「中国で『売れる会社』は世界で売れる!」とはどういう意味なのか?中国で成功した日本企業は第三国でも成功するという意味なのか?それとも、中国は既に世界の大市場なのだから、将来に希望を持てない日本企業は中国へ進出し成功を収めなさいという意味なのか?その答えは何処にも書かれていない。
最後に、「?かもしれない。」と締めくくられる文末、カメラ付き携帯で撮影したと思われる解像度の低い、そしてピンぼけや手ぶれの写真、これらが驚く程多い。完成度の低さは否めない。

中国との商売に興味のある人は読んでみると参考になります。

現在の中国人の消費動向や、物の考え方などが、世代別・地域別に分かり易く書いてあります。
また、日本製品が何故中国ではあまり売れていないのか?
にも分かりやすい解説がされています。
中国相手に物を販売したい人は、
一度読んでみると参考になると思います。

情報収集には適した本ですが

私の会社も中国ビジネスを展開していますが、今までよく知らなかった情報も多く、
中国という巨大市場に関する情報を収集するには適した本だと思います。

しかし、著者が指摘しているような「マーケティング力」の違いが、中国市場開拓の
成功の鍵とは必ずしもいえません。
中国市場でのビジネスは、日本企業にとって一言で言って「薄利」であり、相当な規模を
獲得するまでは赤字が続きます。
サムスンを始めとする韓国企業は大規模な先行投資を得意とするため成功しましたが、
日本の携帯メーカーはそのチキンレースに敗れて撤退をしたと考えるべきです。
中国市場に密着したマーケティングをすれば成功するなどという綺麗事では本質を見失う
と思います。

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