お金に向き合おうと思える本 |
私は現在投資を始める前の生活防衛資金を貯めている状態です。
しかし何の勉強もしないと生活防衛資金を貯めるモチベーションが
続かないので、勉強だけ始めてみました。
「長期で確実に」という方法を取ろうとは思っていたので本書を
購入した次第です。
著者は私より若い30歳の方ですが、文章も丁寧でわかりやすく
説得力もあります。お金の事にはついつい顔をそむけがちですが、
読んでいるうちにお金にきちんと向かい合おうと思えてきました。
また、非常に具体的に書かれているのですぐに実践したいという方にも
ぴったりです。
本書+経済の勉強をコツコツと続けていけば老後にお金を残すことは
可能だと思いました。特に最後に書いてある5000万円貯めれば
毎月20万円使っても逆にお金が増えてしまうというのは衝撃的でした。
投資というと最近では利回りの高い不動産投資などが注目されがちですが、
本業に悪影響を及ぼす可能性が高く、サラリーマン投資家には本書の方法が
ベストではないでしょうか。
老後のお金が心配な方は一読することをお薦めします。
わかりやすい入門書だが、計算通りになるかは疑問 |
非常にオーソドックスでわかりやすい投信入門書だが、
具体的、実践的な点でいえば「投資信託にだまされるな」の方がよい。
本書では、毎年3?10万円の積立投資で、
30年後には5000?1億円になるといっているのだが、
それはあくまで現時点での机上値であって、
本当にそうなるかはわからないので、
何も考えずこの本のモノマネをすると
痛い目に合う可能性も考えておいた方がいい。
資産形成と投信の用い方 |
世の中に投資信託は多く出回っていますが、その多くは「毎月分配型」など複利効果を減殺するものだったり、あるいは販売手数料や信託報酬などのコストが高かったりして、「積み立てによる長期資産形成」という観点からすると、不適切なものばかりだと私は感じています。
そして投資信託に関する書籍で、こういった点に積極的に触れようとするものはあまり多くありません。
この本はそんな状況の中、限られた利用価値のある投資信託(ほとんどがインデックス・パッシブ運用型)を厳選し、投資額ごとにどういう風にポートフォリオを組むとよいのかという点について具体的に分かりやすく述べており、大変ためになるものであったと思います。
資産形成をするとき、どういう風に投資信託を用いればよいのかということを理解するために、お勧めしたい本だと感じました。
あくまでも一つの運用スタイルとして |
他のレビューにもあるようにわかり易く、読みやすかった。
だが書かれている内容は私には馴染めませんでした。
毎月の積立で購入していくと購入原価がかさみます。安く買って高く売るのはビジネスの基本。
一から資産形成する場合には積立で購入するのは理解できますが、まとまった資金があっても積立で購入すべきでしょうか?
筆者の目線のみで書かれていることが多くて、本の後半は流し読みしました。
運用の具体例として参考にはなるが、全ての人にはあてはまらないと思う。
投信の本をこの本しか読んでいない方は、他の本も読んだほうがいいでしょう。
投資信託関連の本では文句無しにNo.1 |
投資関連の書籍の中で、投資信託関連の書籍はなかなか勧められる本がありませんでした。
投信販売会社でバイアスがかかってたり(特定の会社で売ってるもののみ勧めたり)、
そもそも具体的なことが書いておらず抽象論しかかいてなかったり、、、、
そんな中で、この本は非常にお勧めできます。
予算が一月三万、五万、十万の場合の各具体例、ETFへの乗せ換えの具体的方法など、
具体的、公平で分かりやすく、そこそこ高度なことまでちゃんと網羅してある。
これを読んで実行すれば、投信への投資に関して必要十分な知識が揃い、
ほぼ日本国内では最も有利に運用できるでしょう。
ただ一点だけ注意。
この本は日興の投信スーパーセンターのサービス開始前に書かれた本のため、
投信スーパーセンターの情報が反映されていません。
「年金積立 インデックスF海外債券(なし)」をはじめとして、
結構使える投信もあるので、実際に投資する場合は投信スーパーセンターも確認してから投資した方がいいと思います。