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全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦 人気ランキング : 1663位
定価 : ¥ 1,995
販売元 :日本経済新聞社
発売日 : 2006-07
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 1,995
体で納得できる合理的で本音の投資指南書

投資の分野で名著と言われるのはシーゲルの「株式投資の未来」、あるいはマルキールの「ウォール街のランダム・ウォーカー」といった学者の方が書いた本が有名だが、この本は全く立場が違う。

学者の書いた名著は、豊富なデータと分析を基に、アクティブファンドや個別銘柄を買うよりも、効率的な市場ではインデックスファンドの買い持ちこそが最強であると説く。その結論自体は合理的で、頭では納得できるのだが、実際に成功している個人投資家がいるなかでは、多くの人にとってはどうも体で納得できないだろう。

ところが、この本では資金の2割は投機にあて、ホームランを狙うべしと訴える。あるいは優良銘柄の「バイ・アンド・ホールド」だけではダメだと看破したうえで、必要なのは「バイ・アンド・ホームワーク」、つまり買った後でも安心せず、絶え間ない銘柄研究の努力が不可欠だと訴える。

また、他にもアナリストの意見を鵜呑みにせず、常にかなりの先読みを心がけるべきというのは決して簡単ではないが、至極合理的。訳文も翻訳文体ではなく、リズム感がある文体で読みやすい。

学者による個人投資家からすると身も蓋もない結論でもなく、かといって誰でもすぐに儲かるという安易な本でもない、個人投資家が体でも納得できる、合理的で本音の投資指南の本だと思う。

ワンランク上の投資家になれるかも

著者は億万長者になった投資のプロ中のプロ。
著者の買う・売る・ホールドの意思決定は逆張りを基本としたすばやい判断と行動にある。
「投資とは予測がすべて」と割り切る姿勢なので、損切りのルールも単純でわかりやすい。

一番興味深かった新たな視点は、ポートフォリオを組むコツとして、
投資と投機を8対2の割合で組む合理的な投資スタイルをすすめている点だ。

著者の行動を適正に学べば、儲かる投資家になることは難しいことではない。
必要なのはちょっとしたコツとルールとそれを行動に移すだけ。
ワンランク上の投資家になりたい投資家は読んで欲しい。

バイ・アンド・ホームワーク

バイ・アンド・ホールドは絶対にやめろ、と強く訴えている。何よりも事前に企業について、下調べするホームワークが基本だという。
多くの投資家はそれをしないとか。よく考えるとこれは当然のことを言っているに過ぎない。何か商品を買うのに、誰が、何の商品かも知らずに買おうとするのか。それが株式投資となると、有名企業だから、というだけで買ってしまう人が多いらしい。
また、しつこいほど分散投資を説いている。中には、同じ業種を何個も買っている人がいるようだが、ジムはそれをくどいほど、やめろと言っている。さらに、余裕資金からの投資に限り、投機銘柄を一つ買うことを勧めており、なかなか豪快な人だと思った。

胡散くさい人なんじゃないか?と漠然と思っていましたが、、、

多くのレビュアーの方が書いていることですが、、原文・翻訳が共に良いのでしょう、実に読みやすく、わかりやすい。ジム・クレイマー氏の「志の高さ」がひしひしと伝わってきます。非常に実践的な内容です。

タイトルとは裏腹、手堅い指導書

タイトルや表紙はちょっとうさんくさいが、中身はかなり真面目で堅実な指南書である。基本的にバリュー株投資の立場で書かれてある。

何度も繰り返して強調されているのは、これから買おうとする銘柄だけでなく、自分が持っている銘柄の最新情報やマーケットの動向を頻繁に入念に確認して分析すること(「ホームワーク」)の大切さである。そして、銘柄選別や分析のポイントやマーケットを取り巻く環境動向の読み方等を事細かに徹底的に解説している。さらに、この毎週の「ホームワーク」が面倒で続けることができないという人は株には手を出すなとさえ述べている。ちなみに、単なるチャート分析は著者のいうホームワークではないということだ。そして、いくらで買ってしまったより、これからその銘柄に何が起こるのかに常に注力することだとしている。上がる見込みの薄い損失の出ている株を保有し続けることも強く戒めている。その一方で、手堅い手法で大化けする銘柄をうまく見つけてポートフォリオに組み込むことも強く推奨している。

「多くのプロは運用に関してあなたよりも特に優れているというわけではないのだ」「大底の瞬間を完璧に当てられるほど、市場は完全ではない」と素人が抱きやすい思い込みや幻想についてもいたるところで警告している。語り口は軽妙でわかりやすく読みやすく、手堅い投資手法とは裏腹にポジティブに読者を応援する姿勢で書かれていて、なかなか良い本である。

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