株式市場「強者」の論理
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株式投資の真理が解き明かされている |
日本の株式市場がおかれている個人投資家の不利な状況を丁寧に解説し、
個人投資家が最初に身に付けるべき考え方や知識をはっきりと示してくれている。
株式は簡単に儲けられるものではないこと、タイミングがいちばん大事なこと、
そして今のような下落相場の中でこそ著書の価値が発揮されると確信した。
「物事には必ずサイクルがあります。人生にしたって、投資にしたって同じです。
良いサイクルのときには流れに乗り、悪いサイクルのときには謙虚な態度を取って
じっと我慢することが大切です。」という言葉には感動した。まさに真理を付いている。
株式投資のバイブルといえるだろう。
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「目からうろこ」の状態でした |
昨年8月からの下降トレンドによって塩漬け株を作ってしまい、
もう株式運用の本は読まないつもりでしたが
”「強者」の 論理”を手に取った時からその内容に目が離せなくなりました。
文字通り、「目からうろこ」の状態でした。
それ以来勉強のしどおしで、本は付箋や赤鉛筆の線でいっぱい
になりました。
特に心理面においては真意をつくところが多いです。
今後は慎重に、システマチックな運用を心掛けていくつもりです。
今後のご活躍も是非、期待しております。
ありがとうございました。
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真実を教えてくれる良書 |
真実を教えてくれる数少ない良書のひとつです。
例えば、大勝負をするときは「必ず上昇トレンドで行うこと」と口を
すっぱくして何回も説明されています。これが守れないとかなり高い
確率で資金をすべて失うとのことです。
自分が力不足だと思う投資家であれば上昇トレンドのタイミングが
来るまではじっと我慢することが大事です。上昇トレンドだから
必ず勝てるという保証はないにしても、多少のミスはカバーできるし、
ミスをしても挽回ができるということです。
2006年、2007年年に株式投資を始めた人たちは次の上昇トレンドが
来るまでは大儲けのチャンスはないと暗い話もありますが、ここの
ところの株式市場をみるとそのことが真実であったことがわかります。
投資本の多くが煽りや単なる印税稼ぎが多いなか、この本の主張は
とてもまじめで真摯です。著者の姿勢も誠実で好感が持てました。
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チャンス! |
本書によると、「強者」は暴落を待ち望んでいるとある。その暴落のチャンスが2008年1月に訪れた。あとは「強者」がしかける心理戦に負けずに、買うタイミングを狙うだけ。
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「貯蓄から投資へ」の時代への実用的な本 |
氏は個人投資家を守るという立場から本書を書いたと述べているが、まさしくその通りの嘘偽りない集大成的な書である。多くの個人投資家がこの本を読めば読むほど、強者の大口投資家の影響力は弱まり、本当の公正な株式市場が実現されるであろう。「貯蓄から投資へ」の時代に向けて、市場の透明性を高めるために氏の考えが役立つことは間違いない。